LAN工事に必要な工具(圧着工具)

LANケーブルを自作で作成する場合、必要なものはまずLANケーブル次に被服を剥く際・ケーブルを切る際はニッパー、そして用途に合ったコネクタとそれをかしめる圧着工具が必要になります。

今回は圧着工具について説明したいと思います。

安い工具は様々ありますが、素人の方が使用するにあたって押さえておきたい機能はラチェット機能です。

ラチェットというのは一方向にしか動かすことのできない機能で、この圧着工具の場合はコネクタをかしめる際に「カチカチカチ」と音がして、かしめ終わるまでハンドルが戻らない構造になっています。

もちろんかしめる途中で失敗や異常に気づいたときは解除できるレバー等が装備されているので安心です。そして最後までハンドルを閉めるとラチェットが解除されて正常に圧着完了となるのです。

ラチェット機能がある方が、正常にかしめれたかの判断が付きやすく圧着不良を減らすことが出来ます。ラチェット機能が無い工具を使用すると正常にかしめれたかの判断が付きづらく、かしめが甘かったり かしめ過ぎてケーブルを痛める原因になりますので注意が必要です。

でき上がったLANケーブルが正常に通信できなかったりすると、まずその原因として配線ミスか圧着不良を疑うと良いでしょう。

配線ミスについては先日説明しましたLANテスターを使用し確認ができますし、圧着不良についてはラチェット機能のある工具を使用することで改善できると思います。


LAN工事に必要な工具(LANテスター)

今日はLAN工事に必要な工具の紹介をしたいと思います。

パソコンに自作のLANケーブルを接続してネットワーク通信しようとしても動かない、なんていうことが時々ありますが、その原因は作ったLANケーブルに不具合があることがほとんどです。

LANケーブルを自作すると、いろいろな面でたくさんメリットがありますが、少なからずデメリットもあります。

デメリットは作ったケーブルが使い物にならないことがあるということです。

原因は単純な配線ミスということになるわけですが、パソコンをつないで初めて「このケーブルおかしい」と気付くのは、手間の面からしてみたらいささか問題があるので、ケーブルを作ったその場で使えるかどうかのチェックをしたほうが後々のことを考えればよりいいと思うわけです。複数本の配線をする場合は尚更、いちいちパソコンをつないでチェックすること自体ムリがあります。

LANケーブルを作ったその場でチェックするためには、LANテスターが必要です。

LANテスターは

  • 作成したケーブルの導通・断線・結線ミスのチェック
  • 通線済みのケーブルを調査する方法として親機・子機わかれてそれぞれ接続してチェック

という2点の基本機能があります。さらに機種により以下のような機能があります。

  1. ケーブル長の測定
  2. ペア配線の整合性チェック
  3. RJ-45コネクタのケーブル以外のもの調査
  4. 規定周波数測定

しかしこれらはネットワーク管理者やケーブル配線業者などが必要とする機能ですので家庭内の配線においては基本機能があればいいのですが、昔と違ってテスターの価格ってかなり安くなってます。これは需要がかなりあるという証拠ではないでしょうか。


LANケーブルの選び方 その2

導体構造

導体とは電気信号が通る部分のことです。LANケーブルの内部には8本の導体が入っているのですが、このそれぞれの構造において以下の2種類が存在します。

単線仕様 ・・・ 導体が1本の太い銅線で構成されている。電気抵抗が小さいので通信特性が高い、また安価である。長さにかかわらずこの          構造のケーブルを使うのが基本だが極端な曲げに弱いので注意する必要がある。

ヨリ線仕様 ・・・ 導体が7本の細い銅線で構成されている。ケーブル自体の柔軟性が高く取り回しが容易。狭いスペースでの短い配線に向           いている。逆に10m以上の長いケーブルは通信特性の面で不利。

 

ストレート/クロスの違い

LANケーブルの導体の配線方法によりストレートケーブルとクロスケーブルの2種類があります。LAN配線の規格(ANSI/TIA/EIA-568-B)ではT568A(標準)、T568B(オプション)の2通りの結線方法が定められていまして以下の図のように結線を変えることによりストレート/クロスを作り分けることができます。市販のLANケーブルでも同様です。

ストレートタイプのLANケーブルの中の線はまっすぐ         クロスタイプのLANケーブルの中の線は交差している

クロスケーブルについては、2台のPCを直結するときやHUB同士を接続する時などに使用されてきましたが、現在ではAuto-MDI/MDI-X機能※がありクロスケーブルを使うケースはほとんどありません。既存のLANケーブルを購入する、あるいは自作する時でもストレートケーブルを用意すれば何も問題ありません。

※Auto-MDI/MDI-X機能:接続されたLANケーブルがストレートケーブルかクロスケーブルかを自動で判別する機能