ご家庭でちょっとした工事を行ないたい際、資格は必要なの?と言う質問がありましたので今回はご説明させて頂こうと思います。
まず答えとしましてはLAN工事に関しては基本的に資格の必要はありません。
電気工事と勘違いしている方も多くいらっしゃると思いますので違いを説明したいと思います。

まず、100V・200Vの電気の線に関するものものは電気工事士の資格が必要になります。
一般的な家庭であれば主にコンセントの増設や配線の工事は個人では出来ないことになります。
次に法律で定められた接地工事も、もちろん電気工事士の資格が無いと出来ません。

そして電話線の配線になると工事担任者の資格が必要になります。
市販されているモジュラーケーブルを繋ぐ程度では問題ありませんが電気工事と同様に増設や配線工事は出来ない事になります。

簡単に説明すると電気関係の知識が無い方が線を切ったり加工の作業は出来ない認識で良いです。
例えばテレビ等の電化製品をコンセントに繋いでいる状態で電源コードを断線するとショートし感電や発火の恐れがあるのはご存知のことかと思います。
知識があって経験があっても基本的には無資格者の工事は違法となるケースがあることを知っておいてほしいです。

たまに無資格者がご家庭で工事を行なっている話を耳にしますが厳密には違法であり、バレていないだけです。
処理が原因で火事になり隣接の建物を燃やした場合のリスクを考えると数千~数万の工事代金をケチったが為に思わぬ出費になる場合があることを心して下さい。