LANケーブルを自作で作成する場合、必要なものはまずLANケーブル次に被服を剥く際・ケーブルを切る際はニッパー、そして用途に合ったコネクタとそれをかしめる圧着工具が必要になります。
今回は圧着工具について説明したいと思います。
安い工具は様々ありますが、素人の方が使用するにあたって押さえておきたい機能はラチェット機能です。
ラチェットというのは一方向にしか動かすことのできない機能で、この圧着工具の場合はコネクタをかしめる際に「カチカチカチ」と音がして、かしめ終わるまでハンドルが戻らない構造になっています。
もちろんかしめる途中で失敗や異常に気づいたときは解除できるレバー等が装備されているので安心です。そして最後までハンドルを閉めるとラチェットが解除されて正常に圧着完了となるのです。
ラチェット機能がある方が、正常にかしめれたかの判断が付きやすく圧着不良を減らすことが出来ます。ラチェット機能が無い工具を使用すると正常にかしめれたかの判断が付きづらく、かしめが甘かったり かしめ過ぎてケーブルを痛める原因になりますので注意が必要です。
でき上がったLANケーブルが正常に通信できなかったりすると、まずその原因として配線ミスか圧着不良を疑うと良いでしょう。
配線ミスについては先日説明しましたLANテスターを使用し確認ができますし、圧着不良についてはラチェット機能のある工具を使用することで改善できると思います。